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BREAKERZ 10周年スペシャルアルバム「X(クロス)」オフィシャルインタビュー

2017.10.13

10月18日にいよいよリリースとなる、『豪華アーティストと、そして、ファンと、“クロス”した10周年スペシャルアルバム』について、作品が生まれた経緯や、作品に込めた思い、レコーディングの貴重なエピソードなど、メンバー3人のスペシャルインタビューをお届けします。

●5周年のベストアルバムは、“名刺代わりとも言えるベスト盤”とリリース当時おっしゃっていましたが、10周年記念となる今回のベストアルバムはまた違ったテーマの作品になっていますね。どういうメンバーの思いが込められ、どういう経緯で内容は決まっていきましたか?
DAIGO:10周年のベストアルバムをどういうものにするかという話し合いの中で、“『10』をローマ数字で表すと『X』という文字になり、さらに『X』はクロス、掛けるという意味合いもあるよね”という話になったんです。僕らの10年は色々な方との出会いによって歩んでこれたという思いが強くあるので、『X(クロス)』というタイトルにそういう思いを込めたベストにするのはどうだろうという発想が生まれました。 そこで、1枚は“ファンの皆さんとのクロス”という内容でファン投票によるリクエスト盤を、もう1枚は今年の1月から4月にかけて10組のア—ティストを迎えて行った10番勝負の時に、それぞれのアーティストさんをイメージして作った曲を毎回ライヴで披露したんですけど、その楽曲たちをレコーディングして1枚のスペシャルコラボレーション盤という形で作品化しようという話にまとまっていきました。

●10番勝負の段階で、このベストアルバムの構想もあったんですか?
AKIHIDE:ライヴの時にはまだ具体的にはなかったですね。10番勝負で出演してくださったアーティストさんへの感謝と敬意を表して、最初はライヴで披露するためだけに曲を作っていったんですけど、ライヴが終わった後にみんなの中にこれを形にしたいという思いが強くなっていきました。そのタイミングと、10周年のベストを“『X(クロス)』=掛け合わせる”というコンセプトにしよう!というタイミングが合致して今回の内容が固まっていきました。

●曲はツアー中に作っていったんですか?
DAIGO:そうですね。それぞれのアーティストさんのイメージだったり、対バンに向けてこういう曲をやりたいとか色々アイデアを出し合い、曲を持ち寄って作っていきました。新曲を作ってそれを作品化する前にライヴで披露するというのは最近はなかったので、原点に立ち返ったような気持ちで作っていきました。バンドを始めた頃は曲を作ってライブハウスで披露して、そこからCDにしてという形でやっていたので、初心に返ったようなどこか新鮮な気持ちで臨んでいましたけど、ツアーをやりながらでしたから、正直途中から追っ付かなくなってきちゃって(笑)
SHINPEI:4月は公演数も多かったですしね(笑)
DAIGO:楽屋で作った曲あったよね。歌詞もそうだし、曲の展開とかみんなで話したり。
AKIHIDE:「ゴールデンナイト〜黄金色に抱きしめて〜」は、1つ前のライヴの時に“メロディーは?”とか楽屋で話したりしてましたね。歌詞もDAIGO君が“さすがにちょっとキツイかも!”って話してたんだけど、なんかその場で出来上がって。
DAIGO:そう!なんか吹っ切れてね。
AKIHIDE:“あっ、出来ちゃった!”みたいな感じでね(笑)。そういうサバイバルな状況も面白かったですね。
DAIGO:大サビはデュエットっぽいのが面白いかもって話になって、最終的にAKIHIDEさんがまとめてきてくれました。制作は大変な部分もあったけど面白かったし、自分達だけでは作らなかっただろう曲たちもあるから、すごくいい経験になりましたね。そして今回作品化するにあたってレコーディングに参加してくださったアーティストさんもいて、色々な繋がりで完成した曲たちだけに思い入れもひとしおです。

●スペシャルコラボ盤収録の10曲について、レコーディング中のやりとりやエピソードなどお聞きしたいと思います。まず1曲目「GREAT AMBITIOUS」はDAIGOさんにとって特別な1曲になったのではないでしょうか?
DAIGO:そうですね。高校時代、何もない自分に1曲の楽曲が世界を変えてくれて、それがきっかけで音楽を始めました。その後人生で初めて立ったステージとなる学園祭でGLAYさんの「BELOVED」を歌ったんです。そこから僕のライヴ活動が始まったという特別な1曲でもあるし、GLAYさんは僕にとって永遠のロックスターであり、永遠の憧れでもあって、この「GREAT AMBITIOUS」はそういう思いに立ち返って書かせてもらった楽曲になっています。
ロックしている曲ではあるんだけど、ものすごく激しいというサウンドではなく、すごくキャッチーで、シンプルにいい曲、いいメロディが出来たんじゃないかなと思いますね。個人的にはGLAYさんへの思いを強く込めていますが、それぞれみんな音楽で救われてきたり、色んな音楽で青春時代が支えられていたり、今もその音楽で人生を頑張ることができたり、そういう思いって誰にでもあると思うので、きっと多くの方に共感してもらえる曲なんじゃないかなと思います。

●レコーディングにはJIROさんも参加してくださっていますね。
DAIGO:僕たちリズム隊がいないバンドなので、ベースは勿論JIROさん、ドラムはGLAYのサポートをずっとやられているToshi Nagaiさんにダメ元でオファーしてみたら快諾頂いて、もうとにかく嬉しかったし、改めてミュージシャンとして学ぶものも沢山ありました。
AKIHIDE:レコーディング当日の2、3週間くらい前ですかね、JIROさんから“こんな風に弾こうと思います”って資料を頂いたんですよ。そんなこと今までにない経験でしたし、あれ程の経験と実力のある方がこんなに早くから、しかもご自身のツアーの準備をしている最中に僕らの曲に対して準備してくださるなんて本当にびっくりしました。DAIGO君が言うように本当に学ぶべき点が沢山ありましたね。実際プレイも素晴らしくて、もうとにかく感動しっぱなしでした。

●ライヴを拝見していても、すごいキャリアをお持ちなのにメンバー全員とても真摯に向き合われて、全力でパフォーマンスされているのを目の当たりにして感動したのは勿論、すごく圧倒されたのを憶えています。
AKIHIDE:本当にそうですよね。ライヴと同じく、レコーディングに対する向き合い方もすごく真剣で、それにJIROさんがいらっしゃるだけで雰囲気もすごく和やかになる、人間的にもとても素敵な方でした。
DAIGO:フレーズもすごくJIROさん節が表れていて音を聴いているだけで感動しちゃいます。レコーディングは JIROさんとToshiさんが弾いている横のブースでヴォーカルレコーディングを行わせてもらったんですよ。生の音を感じながら歌わせてもらうことが出来て、いつも以上に自分もいい歌を引き出してもらったような感覚でした。しかもちょうど僕のブースから位置的にJIROさんの背中が見える状況だったので、まさにこの曲の歌詞にもリンクしちゃって、ぐっとくるものがありました。

●2曲目「RODEO DRIVE」は10番勝負の1stバトル、GRANRODEOさんとの対バンで披露した曲ですね。
SHINPEI:GRANRODEOさんということで、e-ZUKAさんにギターソロで参加して頂けるのかオファーしてみようということになりました。“そうなったらトリプルギターだよ!”ってギタリストとしては想像しただけで興奮しちゃったんですけど、実際快く受けて頂けることになって、元々作っていたギターソロの構成を伸ばしたんです。ギタリスト3人でクロス出来るようなソロの構成にしようと思って。レコーディングはまずe-ZUKAさんが録音してくださって、それを元に僕とAKIHIDEさんが後からレコーディングしました。e-ZUKAさんの実にテクニカルなテイクを聴かせてもらってのレコーディングだったので、気分的にかなり白熱したプレイになりましたね(笑)
AKIHIDE:サウンド的には初心に返ったようなシンプルなギターロックチューンなんですけど、そこにe-ZUKAさんが加わって頂いた事によって自分達的にも新しさを感じながら楽しく出来ましたし、きっとファンの皆さんも懐かしいけど新鮮な感じを受けて頂ける曲になっていると思います。何より僕たちが楽しんでいる様子を感じ取ってもらえる作品になったと思いますね。

●3曲目「BLASK SKY」は、SKY-HIさんをフィーチャリングしたクールなナンバーに仕上がっていますね。
AKIHIDE:この曲は打ち込み主体の曲になっています。最初に作った時はラップパートはなくて、ライヴをやるにあたって“やっぱりラップが入った方がいいんじゃないか?”という話になり、DAIGO君のラップで披露しましたが、作品化するにあたり“SKY-HIさんにお願いしたいよね”という事になって依頼させて頂きました。すごくキレ感があり、DAIGO君とはまた違った声の音色を楽しめるし、BREAKERZとしてもこんなにEDM感の強い曲は初めてなのですごく新鮮な楽曲になりました。
DAIGO:メッセージとしてはちょっと深い内容の歌詞になっています。その中でラップが大きなアクセントになっているんですけど、僕のラップはひと昔前の手法なので、作品化する際にはせっかくだから日高君(SKY-HI)にお願いしようということになりました。彼のすごいところは、色々なリクエストに対して全てそれを超えてくるところなんです。AAAとしても活動していますが、SKY-HIとしても独自の音楽をしっかりやっていて、すごくアーティスティックだし一部分だけ参加してもらうなんて贅沢な話なんですけど、ばっちりフィーチャリングも決まって完成度の高い楽曲になり、むちゃくちゃ嬉しかったです。

●4曲目「ゴールデンナイト〜黄金色に抱きしめて〜」は、DAIGOさんと親交の厚いゴールデンボンバーさんをフィーチャリングしたナンバーですね。
AKIHIDE:楽器陣はいつもBREAKERZのライヴをサポートしてくれているベースのMatsu君、ドラムのMAKOTO君がいいグルーヴを作ってくれています。デュエットパートのレコーディングはDAIGO君が立ち会ってくれました。
DAIGO:レコーディングはすごく早かったし、キリショー(鬼龍院翔)君全開でとてもいい感じでした。最初は大サビだけの予定だったんですけど、あまりにも早く終わっちゃったから、“最後のサビも全部ハモってもらっていいかな?”ってお願いして。突然だったので本人はとまどったところもあったかもしれないですけど快くやってくれて、これもまた本当にいいコラボ作品になりました。キリショー君はゴールデンボンバーをクリエイティブしていった素晴らしいアーティストだと思うんですけど、シンガーとしても本当に素晴らしいと改めて実感させられましたね。ライヴでも盛り上がること間違いなしの面白い作品になったと思います。あと、AKIHIDEさんがこういう曲を作ってくるっていうのもファンの人たちにはなかなかイメージにないと思うので、僕はそこも結構気に入っています(笑)
SHINPEI:先にライヴで披露したり、ライヴの現場でアレンジのアイデアが生まれたりという経緯がなくて、いきなりAKIHIDEさんがこの曲を作ってきたら僕もかなりびっくりしたと思うんですけど、そこはやっぱりツアーをやっていく中で対バンのアーティストさんからインスピレーションを受けて生まれてきたものなんじゃないかな〜と思いますね。10番勝負を経験したことによってメンバーそれぞれに新たな刺激や音楽性を得た結果が、今回の新曲10曲に表れているようにも感じています。

●5曲目「恋のスーパーエクスプレス」は、超特急さんとフィーチャリングしたポップな曲に仕上がっていますね。
DAIGO:これはかなり振り切ったタイトルだしメンバーなんて言うかなって不安もあったんすけど、意外と2人共大丈夫だったんで良かった〜と思って(笑)。超特急とのライヴもすごく盛り上がったので、今回のレコーディングもお願いしたら7人全員揃って来てくれたんですよ。みんなすごく爽やかで新鮮なレコーディングになりました。
AKIHIDE:彼らはとてもフレッシュで、レコーディング現場をすごく楽しい雰囲気にしてくれました。そこに僕らも自然と乗っかって、いい意味でとてもはっちゃけることができた楽曲になったので、すごく良かったです。
DAIGO:サビはみんなでガッツリ歌ってもらって、超特急の元気な声をもっと聴かせたいなと思ったので、僕の声はあえて小さめにしてもらいました。最後サビの前に登場する、“あれ ダレダレ”というフレーズの部分は1号車(※=バックボーカル担当のコーイチさん)から順番に歌ってもらったり、超特急ファンにも楽しんでもらえる作品になったと思います。とにかく彼らがとびきり楽しんでやってくれたことによって、この曲がさらに盛り上がったというか、さらに輝きを増しましたね。

●6曲目「Triangle」はTrignalさんをフィーチャーした、曲調的にはドリーミーなワルツのリズムの曲ですね。
DAIGO:実はこの曲は最初に作った時は全然違う感じだったんです。かなりテンポの速いスタンダードなバンドサウンドの曲だったんですけど、最終的にメロディだけ残してアレンジをガラリと変えました。
SHINPEI:Trignalさんが3人のユニットということで、「3」をキーワードにまず3拍子にしてみようというところからどんどん変わっていって、今の方向性になっていきましたね。
DAIGO:最初アコーディオンから始まってほとんどギターも入っていなかったので大丈夫かなと思ったんですけど、AKIHIDEさんが“こういう曲調好きだよ。いい感じじゃない!”って気に入ってくれたので、じゃあこの曲調で押し切っちゃおうということになりました。それでせっかくTrignalさんが声優さんのユニットなので間奏のところで何かセリフを入れてもらおうということになりお願いしました。Trignalさんだからこそのフィーチャリングが出来て、また新しいコラボの形に挑戦することが出来ましたね。とにかく「3」にこだわった曲にしようということで、歌詞も三角関係の内容にしています。

●セリフはおまかせだったんですか?
DAIGO:いや、あそこもちゃんとこちらで作りました。とてもいい声で、さすがだなって感じですよね。

●7曲目「NEVER ENDING STORY」はMY FIRST STORYさんをフィーチャーしたロックチューンになっていますが、9/17にMY FIRST STORYさんのライヴにご出演されていましたね。
DAIGO:はい、今度は僕らがお邪魔する形で対バンさせて頂きました。マイファスのファンの皆さんもすごく温かくて、今回もまた大きな収穫のあるステージになりました。
SHINPEI:この曲はすごく疾走感のあるロックチューンで、マイファスの持っているフレッシュでエネルギッシュなバンドのイメージに合った曲になったと思います。歌詞が入る前はこれほど開けた感じの曲ではなかったんですけど、タイトルや歌詞が入ったことによって、未来に向けて放たれるような開放感のあるいい曲になったと思います。

●レコーディングには、ベースのNobさんと、ドラムの Kid’zさんが参加されているんですね。
SHINPEI:はい。めちゃめちゃバンドらしいレコーディングって感じでしたね。ライヴで培ってきた2人の息もぴったりで、スタジオに到着した時にはすでに身体は完全に温まっているって状態で(笑)、一緒にレコーディングすることですごくエネルギーをもらえました。もちろん僕ら主体でレコーディングを進めていったんですけど、マイファスのレコーディングに僕らが出向いてやってるみたいな感覚に陥ってしまうことがあるくらい、すごく熱意を持って、積極的に参加してくれて、とても楽しかったし刺激をもらいました。

●歌詞も素敵ですよね。
DAIGO:MY FIRST STORYの バンド名からSTORYをピックアップして、そこから「NEVER ENDING STORY」というタイトルを付けて、“新しい夢の歌”というテーマで歌詞を綴っていきました。メロディとの一体感を出せた歌詞になったんじゃないかなと思います。

●8曲目「She Is Devil」は、SIDさんをフィーチャーしたビジュアル系色の強いロックチューンになっていますね。
AKIHIDE:SIDさんは同世代のバンドさんなのでその同世代感みたいなところを色濃く出したいというところから作っていきました。だから自分たちの畑というか、わりとシンプルでかっこいい感じの曲に仕上がっています。タイトルは「She Is Devil」の頭文字だけ取ると SIDになっているという、DAIGO君ならではのセンスを感じて頂けると思いますね。ライヴで対バンしていなかったら完成しなかった曲だと思うので、そういう勢いみたいなものを聴いて頂きたいと思います。
DAIGO:すごくゴシックな感じでハードさも魅力の曲になっていて、ライヴでも盛り上がる曲になるんじゃないかなと思います。世界観も含めてすごく好きな曲です。

●9曲目「ひらり舞い散る花のように」は、10番勝負で唯一の女性ゲストとなった倉木麻衣さんをフィーチャーしたミディアムバラードチューンですね。
DAIGO:この曲は花が散っていくイメージがありました。そこに倉木さんの麻衣という名前をリンクさせて、“舞い散る花”というワードが浮かんで、そこから「ひらり舞い散る花のように」に発展させていき、歌詞全体も広がっていきました。

●倉木さんのコーラスが沢山入っていますね。
DAIGO:そうなんですよ。“名曲ですね”って言ってくださって、ご自身でコーラスアレンジを色々考えて入れてくださったんです。イントロの英語のコーラスも倉木さん自ら考えてくださって、楽曲により高級感が増したというか、すごく感動出来る楽曲に仕上がったと思います。

●BREAKERZさんの曲で女性コーラスというのも新鮮ですよね。
DAIGO:そうですね。イントロで倉木さんのコーラスが流れると一発で倉木さんって分かる、そのオンリーワンな歌声が本当に素敵ですし、同じレコード会社の大先輩でもある、人柄もアーティストとしても素晴らしい方で尊敬していますし、今回参加してくださって本当に嬉しかったです。

●倉木さんが歌われても似合いそうな曲ですよね。
DAIGO:そうなんですよ。僕としても出来れば倉木さんヴァージョンも聴きたいなって。リリースするしないは別として、プライベートで聴かせてもらいたい!なんて話も実際していました(笑)

●そして10曲目は「GOD」。VAMPSさんをフィーチャーした存在感溢れるロックチューンになっていますね。
DAIGO:これは VAMPSさんと対バンして頂いた時に書いた曲なんですけど、まあ僕たちにとって神ですから。神を崇める、ただそれだけの歌ですね。

●10番勝負の時、DAIGOさんからタイトルが告げられると客席から笑いが起こったんですけど、いざ曲が始まるとみんなじ〜っと聴き入っていたのが印象的でした。
DAIGO:そう、そこはちょっと僕の中でも狙ってた部分はあって、神に捧げる曲ではありますけど、曲としてかっこいい曲を作りたかったし、実際納得のいく曲が出来上がったので、みんなにもそれを感じて欲しいという思いで歌っていきました。このアルバムの中でも特にロックな曲になったし、BREAKERZらしさもあり、ライヴでもうまく世界観を表現出来る曲になったんじゃないかなと思います。

●DAIGOさんはHYDEさんとは親交も厚いですし、意識して作りづらかったという部分はなかったですか?
DAIGO:いや、むしろスムーズに出来ました。メンバーが演奏している映像も想像つくような楽曲だったので、神に対する思いをただただ書いた、そういう曲になっています。

●レコーディングにはVAMPSさんのサポートをやっているベースのJu-kenさんと、ドラムの ARIMATSUさんが参加されていますね。レコーディングで印象に残っていることはありますか?
AKIHIDE:今回改めて面白いと思ったのは、アーティストさんによって作り方が全然違うということでした。このお二方は音作りに物凄くこだわっていて、マイクの位置をこう変えようとか、実際録るまでに細かく時間をかけて作り込んでいく方々でした。しかもドラムのARIMATSUさんは生の音だけじゃなくて、トリガーを使用して音源モジュールを同時に鳴らしていて、その音源と生音のバランスにすごく時間を割いていらっしゃったのも印象的でしたね。録音自体は早かったんですけど、音に対する一切妥協のないこだわりを注入して頂いてより曲にパワーが増し、さらに大好きな作品になりました。

●さて、もう一方のリクエストベスト盤の方はファン投票による選曲という形になっていますが、ラインナップを見ていかがでしょうか?
DAIGO:もちろん思い入れがある曲たちばかりですけど、メモリアルな曲だけではなく、最近の曲も入っているし、いい意味でバランスの良い結果になりました。これだけでライヴを廻れそうな、そんなファン投票の結果になったと思います。

●ファン投票の上位15曲を皆さんで並べ替えていったんでしょうか?
DAIGO:そうですね。

●初回限定盤Bにはこれまでに発表されたMUSIC CLIP全 35曲を収録したDVDが付きますね。
DAIGO:今まで作ったMUSIC CLIPが全て入るのは初めてなので、まずそこを楽しんでもらいたいなというのはありますよね。昔から応援してくれているファンの皆さんも、最近BREAKERZを知った方も、10年間の僕らを一気に感じて頂ける内容になっています。そういう意味でも記念すべき10周年のアルバムになったと思います。

●特に印象深い作品は何ですか?
DAIGO:「GRAND FINALE」は高校生活みたいなシチュエーションで、実際の学校を撮影場所にお借りして、制服を着て演奏したり色んなシーンを撮ったんですけど、今はもう無理だろうね(笑)。あの頃撮っておいて良かったなって思いますね。そんな感じでその時々にしか残せないメモリアルを、毎回強いこだわりを持って映像に刻んできたので、是非MUSIC CLIPの方も楽しんで頂きたいです。
SHINPEI:昔に遡れば遡るほど懐かしいなと思いますけど、特に1曲目の「THE TRAIN’S GONE…」はバンドにとって初めての作品で、自分にとってはこの曲がプロとしての第一歩だったので特別な1曲ではあります。今見ると動きもぎこちなかったな〜とか(笑)。他にも映像を見ながら、色々なバンドの歴史を振り返ることが出来る貴重なDVDになっていると思います。
AKIHIDE:個人的には色々思い出す曲が沢山あるんですけど、変化を楽しんでもらえたらいいんじゃないですかね。MUSIC CLIPならではのビジュアルの変化を楽しんでもらえればと思います。

●アルバムをリリース後、ツアーも決まっていますね。
DAIGO:10周年記念のアルバムを携えて廻るツアーなんですけど、最近行けてない場所もあるので、あえてライブハウスツアーにして皆さんとより近い距離感で、10年の感謝の気持ちをちゃんと伝えていくツアーにしていきたいと思っています。今からすごく楽しみです。

●では、今回のアルバムについて、そして11年目に突入したバンドの未来に向けてファンの皆さんにメッセージをお願いします。
SHINPEI:10周年という記念のタイミングでの作品ではあるんですけど、1枚目に新曲10曲を収録したスペシャルコラボレーション盤を持ってきているというところで、僕たちの“常に前進していくんだ!”というメッセージを受け取ってもらえたらいいなと思っています。未来に向けて、ここがまた新たなスタートなんだというバイタリティを感じてもらえる作品になったと思うので是非多くの方に聴いて頂きたいです。
AKIHIDE:10周年を迎えた僕らですが、まだまだ色んなことが出来るんだということを今作で自分達も気づかされましたし、自分達らしさというのも改めて10番勝負のライヴ然り、このアルバム然り、感じる部分があったので、そこを今後より膨らませていけるように頑張っていきたいですね。まずは僕たちにとっても新しい挑戦となった今作を多くの方に聴いて頂けたらと思います。
DAIGO:この10年 BREAKERZでやってきて、色々な方と出会えて、色々な方に応援してもらえたからこそ、この『X(クロス)』というアルバムが成立している部分もありますし、とにかくこれからも色々な方との絆を大事にしながら20周年に向けて邁進していきたいと思います。

インタビュー:松原由香里